平成3年(1991年)
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○設立
:(財)鉄道総合技術研究所ユレダス推進部の研究開発および受託業務の支援を目的として設立。
(財)鉄道総合技術研究所内に本社を開設。
○JR東日本:首都圏在来線の常時微動調査
○JR東海 :東海道新幹線の常時微動調査
○JR西日本:山陽新幹線の常時微動調査
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平成4年(1992年) |
○1989年から試用していた東海道新幹線で早期地震検知警報システムUrEDAS(ユレダス)の本運用開始を支援
:東海道新幹線"のぞみ"の開業とともに、世界初のP波による早期地震警報が実用開始。
○JR北海道:釧路沖地震被害調査として釧網線の常時微動調査
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平成5年(1993年) |
○津軽海峡線:北海道西南沖地震被害調査として常時微動調査
○JR西日本:環状線、湖西線の常時微動調査
○米国:ノースリッジ地震被害調査
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平成6年(1994年) |
○JR北海道:北海道東方沖地震被害調査として釧網線の常時微動調査
○JR東海:東海道新幹線・富士川橋梁の常時微動調査
○JR東日本:山田線の常時微動調査
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平成7年(1995年) |
○阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震、M7.2)
:かねて準備中だった山陽新幹線向けユレダスにおいて、予定を早めた運用開始に貢献。
○JR西日本:兵庫県南部地震被害調査として灘〜三宮の高架橋の常時微動調査
○JR東海:飯田線の常時微動調査
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平成9年(1997年) |
○現社屋(東京都国立市)に本社移転し、完全に独立した事業体・研究機関として活動開始 |
平成10年(1998年) |
○東海道新幹線のユレダスの設備更新を受注
○早期警報地震計Compact UrEDAS(コンパクトユレダス) 開発
:阪神大震災を踏まえて、地震警報を直下地震にも対応させるために開発。
P波検知後1秒で早期地震警報が可能となる。
○東北・上越・長野新幹線:コンパクトユレダスおよびセンターシステム構築を受注
○営団地下鉄(現東京メトロ):コンパクトユレダスおよびセンターシステム構築を受注
○イタリア・コロッセオ(ローマ)、ピサの斜塔、サンパオロ寺院等(いずれも世界遺産)
:常時微動測定による振動特性調査/健全度診断を実施
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平成11年(1999年) |
○科学技術庁(現文部科学省)EqTAPプロジェクト(振興調整費の委託研究)
:メキシコ、米国、フィリピンで常時微動による地盤や建物を対象とした健全度調査(耐震診断)を開始(以後、5年間)
○トルコ:コジャエリ地震(M7.6)被害調査
○トルコ・Bogazaci University:UrEDAS設置
○トルコ・イスタンブール市内の歴史遺産(アヤソフィア博物館、スレイマニエモスク、シェザーデモスク等)
:常時微動測定による振動特性調査/健全度診断を実施
○メキシコ・メキシコシティ
:Centro de Instrumentacion y Registro Sismico, a.c.との共同研究でUrEDASを設置
○台湾:集集地震(M7.6)被害調査
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平成12年(2000年) |
○米国・California Institute of Technology:共同研究でCaltech施設内にUrEDASを設置
○メキシコ・セントラルカセードラル(世界遺産、メキシコシティ)
:常時微動測定による振動特性調査を実施
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平成13年(2001年) |
○米国・University of California, Berkeley:共同研究でUC, Berkelry施設内にUrEDASを設置
○メキシコ・テオティワカン(太陽、月のピラミッド、世界遺産)
:常時微動測定による振動特性調査を実施
○中国・万里の長城(世界遺産):常時微動測定による振動特性調査/健全度診断を実施
○東京モノレール: 常時微動による橋脚の健全度調査
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平成14年(2002年) |
○フィリピン・マニラ旧市街イントラムロス地区
:世界遺産のサンアウグスティン教会やその周辺地域の常時微動測定による振動特性調査を実施
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平成15年(2003年) |
○三陸南地震(M7.0)
:東北新幹線に設置されたコンパクトユレダスが、P波警報を発信し運行を制御。
揺れが大きい地域を走行していた新幹線も、この警報により直ちに停車。
高架橋には被害があったが、運よく被災箇所を走行する列車がなかったことで、列車及び乗客には被害はなかった。
○常磐新線(現、つくばエクスプレス):高架橋の常時微動調査
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平成16年(2004年)
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○小型デジタル振動計AcCo-100(アッコ) 発売:従来には無かった小型・安価な地震計を開発
○イタリア・ピサの斜塔(地盤改良後):常時微動測定による振動特性調査/健全度診断を実施
○新潟県中越地震(M6.8)
:上越新幹線に設置されたコンパクトユレダスが、S波到達前にP波警報を発令。
結果的に走行中の新幹線が脱線はしたが、大きく揺れだす前に警報を出力したことで災害を抑止し、負傷者0に大きく貢献。
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平成17年(2005年)
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○早期地震警報システムFREQL(フレックル) 発売
:新潟県中越地震を踏まえ、より迅速・確実な警報システムを目指し開発。
当初P波警報は、P波検知後最短0.2秒であったが、その後(現在)最短0.1秒にまで短縮。
○東京消防庁消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー隊):可搬型FREQL納品
○宮城県沖の地震(M7.2)
:東北新幹線に設置された海岸線のコンパクトユレダスが、P波警報を発信し運行を制御。
この地震では、揺れにより架線が切断されるなどの被害が発生した。
○東京メトロ: AcCo-100設置
2005年千葉県北西部地震を踏まえ、効率的な点検区間抽出と迅速な列車運転再開を目指したエリア地震計として採用。
○東北電力女川原子力発電所:FREQL設置
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平成18年(2006年)
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○中村(代表取締役):東京工業大学大学院総合理工学研究科人間環境システム専攻連携教授 就任
○東京メトロ:FREQL設置
○小田急電鉄:AcCo-100設置
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平成19年(2007年) |
○相模鉄道:AcCo-100設置
○早期地震検知警報装置FREQL Light(フレックルライト) 発売
:可搬型FREQLをより現場向けに改良。以降、全国の消防や警察に納品。
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平成20年(2008年) |
○早期地震検知警報装置FREQL Light(一体型) 発売
○防衛省:FREQL Light(一体型)納品
○小田急電鉄:FREQL設置
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平成22年(2010年) |
○鎌倉大仏(高徳院):常時微動測定による振動特性調査/健全度診断を実施 |
平成23年(2011年) |
○東日本大震災(東北地方太平洋沖地震、M9.0)
○楽天野球団(楽天生命パーク宮城):FREQL設置
スタジアム専用の高感度地震計としてFREQLを設置。
地震発生時に迅速かつ的確な避難誘導を行うための情報として利用。
その後、他の球場にも展開。
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平成24年(2012年) |
○イタリア・ローマ市内のトライアヌスの記念柱とマルクスアウレリウスの記念柱
:イタリア・ラクイラ大学と共同して常時微動測定による振動特性調査/健全度診断を実施
○中村(代表取締役):東京工業大学大学院総合理工学研究科人間環境システム専攻連携教授 退任
○東大寺ミュージアム:AcCo-100設置
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平成25年(2013年) |
○トルコ・Bogazici University, National Earthquake Observation Center:FREQL設置
○イタリア・コロッセオ(ローマ):常時微動測定によ耐震診断を実施
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平成27年(2015年) |
○大阪メトロ(旧大阪市交通局 地下鉄、ニュートラム):FREQL, AcCo-100設置
○無線通信機 ぶるぶる 発売
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平成28年(2016年) |
○東京臨海高速鉄道(りんかい線):FREQL設置
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平成30年(2018年) |
○大阪府北部の地震(M6.1)
:大阪メトロ設置のFREQLが、大きな揺れ(S波)の到達前にP波警報を発令。また、営業線内の震動を把握する地震計(FREQL及びAcCoを活用したシステム)により、早期の運転再開に貢献。
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平成31年・令和元年 (2019年)
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○早期地震検知警報装置 FREQL-LU 発売
○小型デジタル地震計 AcCo-Q 発売
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令和5年(2023年)
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○(株)ネクスコ東日本エンジニアリング様より、常磐道で発生した土砂崩落災害の対応で感謝状を頂く。
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令和6年(2024年)
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○札幌市交通局(地下鉄):AcCo-Q設置
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現 在 |
当社の技術は、上記以外にも沢山の多方面のお客様にご利用頂いております。
地震防災に関して、当社は国際的にも認められた確実な技術と広範な知見を有しています。
こうした技術力を背景に、地震防災機器の設置やシステム構築などはもちろん、様々なコンサルティングにも応じています。
また、世界各国の研究機関などとの共同研究事業にも参加し、文化財の保全にも関わっています。
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