常時微動計測に基づいた耐震診断を!!
外観や設計図からでは、現時点における建物の耐震性はわかりません
常時微動測定による診断をお勧めします
- 地震防災の基本は、地震に襲われる前の建物耐震化です。地震予知では被害を防ぐことはできません。新しい建物も、構造計算が間違っていたら十分な耐震性は保証されません。きちんと耐震設計された建物も月日が経つと劣化してきます。こうした過誤や劣化などによる脆弱建物が地震に襲われて、被害が発生すると考えられます。
- しかし、建物の脆弱性は、外観からだけでは非常にわかりにくいのが実状です。そこで、実際に、建物の耐震性を測ることをお勧めします。
- 実際に大きく揺すって耐震性を評価する方法や、実際の地震時の応答を観測する方法もありますが、器材が大規模であったり、すぐには記録がとれなかったりします。
- これに対して、いつでもどこでも計測できる非常に微細な振動を使って簡単に診断する方法があります。この微細な振動を常時微動といいますが、これをうまく利用することで、地盤や建物の地震動特性を的確に把握することができます。もちろん、微細な振動ですから強烈な地震動の時とは建物に与える影響は違います。調査によって壊れるようなことはありません。それでいて建物の善し悪しを概ね的確に判定できるのです。
- メキシコ、トルコ、フィリピンなどで、集合住宅や高層住宅の常時微動を調査しています。その結果、提案している「壊れ易さ指標K値」などによって的確に耐震性を判断できることがわかっています。日本でも木造住宅や新幹線の構造物などの耐震性を調査していますが、調査結果と実際の被害状況はよく対応しています。
- 新しい建物などの竣工検査のひとつに常時微動を用いた地震動特性調査・耐震診断を加えることを提案しています。
書類や外観の検査では見落とす可能性がある竣工建物の耐震性を総合的に把握できます。また、定期的に常時微動調査することで経年などによる劣化を定量的に把握することができ、的確なメンテナンスを行うことができるようになります。もちろん、既存建物については現状把握や耐震補強効果を確認することができます。
是非、SDRの技術で常時微動調査することをお勧めします
常時微動測定風景や解析結果などは以下のファイルにまとめてあります。ダウンロード(右クリックして「対象をファイルに保存」)をしてお読み下さい。
microtremor.pdf(約1.5MB)
また、トルコやメキシコシティにおける常時微動測定の詳細は諸活動のページや論文集のページにまとめてあります。どうぞご覧ください。
1991-
Copyright © System and Data Research Co.,Ltd. ALL RIGHTS RESERVED.