早期地震警報システム 可搬型 FREQL(フレックル)

可搬型FREQLの構成機器

早期地震警報システム 可搬型FREQL



○東京消防庁導入(2005年)
「可搬型FREQL(フレックル)」は、東京消防庁のハイパーレスキュー隊との綿密な打ち合わせを元に開発した、持ち運び可能な警報地震計です。
世界最速のP波警報機能により、地震防災・津波防災に絶大な効果を発揮します。


指揮センタ表示画面

 特長
  • 一台の地震計でP波警報とS波警報を出力(SDR特許)。
  • P波検知後最速0.1秒で警報出力(瞬速PI警報*1、SDR特許、世界最速)。
  • リアルタイム震度*2によりリアルタイムに震度値を算出可能(SDR特許)。
  • 計測処理部(FREQL)と警報装置(雷神)のみでも使用可能。
  • センサと処理装置が一体のため耐ノイズ性が高い。
  • 指揮センタは振動波形を表示するとともに連続収録が可能。
  • ひとつの専用ケースにすべての機器・ケーブル(30m×2本)を収納。
  • 消費電力が少ないため長時間の運用が可能。
  • M−Δ警報の手法でも、P波検知後1秒で警報出力可能。(オプション)

システム構成(数値は一例であり保証値ではありません)
動作例
○2005年7月23日 千葉県北西部の地震(M6.0)
○動作シミュレーション(新潟県中越地震、宮城県沖地震)

導入例
東京消防庁ほか各消防、警視庁など。

主な仕様
機  能 数  値  等
地震検知 P波およびS波
観測方式 速度および加速度
観測範囲 −2g〜+2g   g:重力加速度 約980cm/s2
出力 P波警報(PI値*1)、リアルタイム震度*2警報、加速度警報、加速度情報、速度情報、最大値情報(加速度・リアルタイム震度)
警報 P波警報(P波検知後1秒以下)、リアルタイム震度警報(即時)、加速度警報(即時)、M−Δ警報(P波検知後1秒:オプション)
防水性 防滴(IP54相当):指揮センタを除くFREQL本体(含電源)と雷神
算出データ P波検知情報、リアルタイム震度(リアルタイム値および最大値)、加速度(リアルタイム値および最大値)、P波警報、S波警報
電源・バッテリー稼働時間 AC100-240V、FREQL本体最大14VA、警報装置(雷神)最大7VA、指揮センタ最大25VA、バッテリーバックアップ3時間程度
警報音圧レベル 最大105dB(1m離れた地点)
使用環境温度 −5〜50℃
(*1)PI値:P波部分のリアルタイム震度(RI)です。
(*2)リアルタイム震度(RI):リアルタイムに計測する震度で、その最大値は計測震度とほぼ一致します。気象庁の計測震度は地震が終わらないと計算できませんが、弊社特許技術のリアルタイム震度は揺れの最中でも計算できます。


お客様の仕様に合わせてカスタマイズも可能です。
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