台湾・集集地震被害調査

台湾集集地震の概要:

 台湾時間1999年9月21日午前1時47分(日本時間午前2時47分)に台湾北西部で巨大地震が発生した。震源位置は南投県集集(chi-chi)付近、マグニチュードは7.6(USGS)、震源深さ5kmであった。また、この地震により地表に現れた車籠埔(Chelongpu)断層は、ほぼ南北に80kmに達し、最大8mの逆断層成分(垂直変位)が確認された。(下図参照)




被害調査:

 弊社では、1999年10月10日(日)から13日(水)の4日間、上図に示す地区で被害視察及び常時微動測定を行った。今回の調査は、主に地震の発生で大きく鉛直方向に変位した車籠埔断層に沿って実施した。そして、同断層を跨ぐように常時微動測定を行い、逆断層の上盤と下盤の地盤特性を明らかにすることを試みている。また、太平,東勢では、地震動による損傷が激しいアパートの常時微動測定も行った。



地震被害写真集(その1)

地震被害写真集(その2)


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